あなたは…
『金属製の留め金が見える入れ歯が嫌で、留め金が見えず一般の自費の入れ歯より安いため、スマートデンチャーまたは、ノンクラスプデンチャーを検索している』
のだと思います。
- 入れ歯は総入れ歯以外、
必ず留め金を必要とします! - スマートデンチャー(ノンクラスプデンチャー)も例外ではなく、歯肉色をしたプラスティックの留め金を必要とします。この留め金は、強度を得るために、金属製の留め金の倍以上の太さと厚みを必要とします。ですから、スマートデンチャー(ノンクラスプデンチャー)の留め金のかかっている歯は、不自然に肉が盛り上がり、周りの歯がより短く見えてしまうことになります。
私には、どう考えても、スマートデンチャー(ノンクラスプデンチャー)が審美性に優れているとは思えないのですが・・・「スマート」「ノンクラスプ」 といった言葉からくるイメージに惑わされないように、ご注意ください。
スマートデンチャー
(ノンクラスプデンチャー)
の問題点
- 柔らかい素材でできているので、物を噛んだ時に入れ歯にひずみが生じ、留め金のかかっている歯に動揺を引き起こして寿命を短くします
- 歯の周りの歯肉と骨の位置を押し下げる可能性があります
- 長時間使用すれば留め金が緩みやすく、適切な調整を加えることも困難で、破損でもすれば、その場での修理はできません
- スマートデンチャーは、耐久性に劣ります
- 名前は、スマートだが実際は、審美性に劣ります
- 上手に噛むことができません
入れ歯を入れる第一の目的は、食物を噛んで味わうことですが、スマートデンチャー(ノンクラスプデンチャー)に、この機能を期待することは・・・残念ながらできません。
なお、上記の事項をご理解の上で、どうしても希望される方には、最低価格にてお作りいたします。
留め金が見えない入れ歯を希望されるのであれば、
磁石を使った入れ歯か
コーヌスの入れ歯をお勧めいたします。
※下記参考
-
スマートデンチャー
(ノンクラスプデンチャー)軟質プラスティックの留め金具と入れ歯本体が一体化した入れ歯で歯肉色をした太い留め金が特徴。
決してスマートでは、ありません! -
磁石の入れ歯
入れ歯の中に埋め込まれた磁石と歯の根に埋め込んだ金属との吸着力によって入れ歯を維持する。
留め金が見えないのが特徴。 -
コーヌスの入れ歯
固定源になる歯に外管と内管構造をつくり茶筒の蓋と本体のように摩擦力によって入れ歯と歯を維持する。
留め金が見えないのが特徴。